2010年05月12日

ロボカップジャパンオープン2010大阪レポート(前篇)

ロボカップ http://www.robocup.or.jp/
とは、AIを搭載したロボット(エージェント)同士を戦わせる競技です。
競技という側面と、研究の成果をわかりやすい形で現実に還元して、
研究をプロモーションする役割があります。

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連休中の5月4日(火曜日)、

 ロボカップジャパンオープン2010大阪
  http://www.robocup-japanopen.org/

の最終日(決勝)へ友人と4人で行って来た。
大阪工業大学・高校のキャンパス全体を使う大規模なイベントであった。

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一言でロボカップと言っても、様々なジャンルがあること、さらに、
コンピューターゲームと近いシミュレーションリーグが発展して充実した成果を上げている
ことは、

  西野順二先生「サッカーのAI RoboCupサッカーシミュレーションリーグ」(2009年5月29日 DiGRA JAPAN 講演)
  http://www.digrajapan.org/modules/mydownloads/viewcat.php?cid=11

 西野順二先生「AI分野(1)ゲームとAI」
  http://cedec.cesa.or.jp/2008/archives/file/ac09-1.pdf

 野田五十樹先生「工学としての AI、理学としての AI --- RoboCup を題材として ---」
  http://cedec.cesa.or.jp/2009/contents/prg/pg_1093.html

の通りである。
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まず、ヒューマノイドリーグを見学した。二足歩行で歩きながら、ボールを蹴る、
という動作を実現していた。

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(わー倒されたー)


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(むむむ…何のこれしき…)


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(ふう、立ち上がったぜー) 

実際、ボールと自分の位置合わせが難しく
(というのも、自分の位置は周囲の環境から計算しているので)なかなか正確にボールを
蹴ることが難しいのである。しかし、倒れてはすぐに立ち上がる制御は、高度な
技術のように思えた。

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次に中型ロボットリーグは円筒状の車輪で動くタイプのロボットで、
これはもうサッカーをすることに重点を置いたリーグだった。
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かなり早い動きと、正確なボール裁き、強いシュート、パスなど、
見ごたえが合った。一番下の写真はPKを打ち、キーパーが止めているところである。

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この場合も自分の位置検出は各ロボットのカメラ画像から行わなければならない。
位置座標が自明なものとして与えられ、視覚情報が画像解析でなく正確な情報で与えられる
デジタルゲームのサッカーとは違うところである。

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次に、中型ロボットリーグである。実際、かなり広いフィールドで、巨大掃除機ほどの大きさの
ロボットが動いている様は、はじめて見ると、恐ろしさを感じる。小さなカンガルーが、
サッカーをやっているのを見るとこういう感じだろう(カンガルーはサッカーしないけど)。

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内部にはノートPCが格納されており、フリーズしたロボットは外に持ち出され、修復されていた。
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ここまで来ると、かなりのレベル差がはっきりしていて、優勝チームは、リーグ戦を通じて、
かなりの大差で優勝していた。動きも滑らかで、ボールをカットしては、
巧みに左右にドリブルしながらシュートまで持って行く姿は、雄雄しかった。

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また、同じ会場では、ロボカップレスキューとして、瓦礫や起伏のある地形を、
乗り越えるロボットコンテストが行われていた。

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ロボットのデモンストレーションを見学することが出来た。
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ロボカップジュニア
 http://www.robocup-japanopen.org/2010/junior.html

という部門では、

また、同じ体育館のステージで、
ロボットとダンスするコンテストが行われていた。
日本らしいよい企画だと思った。

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 また、小学生からでも参加できる 2 on 2 のサッカー大会が開催されていた。
機械と慣れ親しむという体験は、換え難い貴重な経験である。

後篇に続く。 
 
     http://blogai.igda.jp/article/37941333.html
posted by miyayou at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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