2009年09月26日

知性と情報の流れ、再構築された世界と世界そのもの

ai_20090925_01.JPG

我々の知覚している世界は、世界そのものではなく、
感覚諸機関から集められた情報が変形され、統合され、
再構築された世界であり、

その世界は、我々が知覚している時点で、無意識的な過程を通って
われわれの原初的な欲望に従って解釈され、変形され、
様々な意味が付与された世界である。

知性といった場合、普段我々が自分が考え、決定していると思っている
思考としての意識的な知性の他に、
それ以前の無意識な過程としての知性があるのである。

こういった無意識的な過程は、知性全体にとって足腰を為すものであり、
人間が意識することなく、3次元空間と時間を自覚し、この世界を移動し、
たくさんのものを使いこなし、多くの対象を差異化できるのは、
実にこの無意識的な過程によるのである。

それでは、こういった無意識的な過程の知性は、人工知能を作る上で、
何処に現れて来るかと言えば、

空間の認識であり、
対象物の差異化(タグ付け)であり、
取ることの出来る行動とその空間的範囲であり、

実に、AIのためのプリプロセス(事前解析による情報設計)こそが、
そういった過程の代替として機能しているのである。

さらに、こういった知性のミラミッド構造は、
人工知能の階層的な構造にも反映される。

以下は、

The Quake III Arena Bot
 J.M.P. van Waveren
   Master of Science thesis, Delft University of Technology, June 2001
   http://www.kbs.twi.tudelft.nl/Publications/MSc/2001-VanWaveren-MSc.html

で提示されたAIの階層構造である。下層が、Awareness (認識)システムであり、
上層へ行けば行くほど、思考的、社会的な層が積み上げられる。こういった、
レイヤー化された構造から創発されるシステムとして知性が定義される。

ai_20090925_02.JPG
 

矢印は情報の流れを表す。その流れが作る構造にも注意したい。


ai_20090925_03.JPG

posted by miyayou at 05:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
人工知能を作る上で、
何処に現れて来るかと言えば、
Posted by louis vuitton replica at 2014年08月04日 18:00
取ることの出来る行動とその空間的範囲であり、
Posted by hublot replica uk at 2014年10月17日 18:40
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