2009年07月16日

社内セミナー150回

社内で毎週、主催しているゲームAIセミナーが、今日ちょうど150回目だった。入社して少し経った2005年から始めたので、ちょうど4年続いていることになる。

毎年、発表者が一つのテーマを決めて発表する。発表は5分から30分の間でよい。量は問題ではない。大切なのは、そのセミナーで、一つの言葉、一つの概念を正確に覚えることである。

正確に理解した、一つの言葉、一つの概念は、その人の内側から、その人の認識を、時間をかけて自然と変えて行くものである。人の理性とは、それほどデリケートなものである。

そして、そういった言葉、概念を、セミナーを重ねることで、一つ、二つ…と増やして行くことで、自然と人工知能に対する理解が育まれて行くのである。育むのは僕でもなく、人でもない。概念と言葉である。言葉を大切にできない人間に、正確な認識はない。

さらに業務上、大切なことは、その言葉を使って、人工知能について議論することである。一つの専門用語を覚えれば、その言葉を使って、より簡潔な言葉でより多くの事柄を示すことができる。そういった言葉が、一つ、二つと重ねれば、相乗的に新しい組み合わせた言葉を使った議論が出来る。そして、それが10個になったら、20個になったら、そして100個になったらどうだろうか? そこには、もはや、そういった訓練を経て来なかった人間にはないレベルの議論を自然に出来るようになるのである。これが言葉を積み重ねることの効果である。

2006年から2007年に行ったゲームAI連続セミナーを契機の一つとして、さまざまな企業で、社内AIセミナーが始まっている。僕はその源流として、そういった社内セミナーをサポートしたいと思っている。会社によっては、社内でセミナーを行うことさえ、大きな抵抗に合うことも珍しくないからだ。自分自身の道も、周囲の理解を得て行くことの連続であったのだ。

社内セミナーはおそらく、日本独特の文化だろう。そもそも、競争文化の米などで、一緒に勉強する理由はないかもしれない。また、常に海外の動向に気を張らなければならない日本において、海外の技術を学ぶセミナーは必須とも言ってよい。最先端のゲームAI技術の文献は殆ど英語である。

技術者がのびのびとゲーム開発ができる環境を作るためには、大きな土壌が必要だ。セミナーはその一つの手段である。

以下の文献の、第4章に、セミナーの開催方法と参考文献、135回分の見出しを掲載しておいた。社内セミナーや学習の助けに活用して頂きたい。

デジタルコンテンツ制作の先端技術応用に関する調査研究報告書
 http://www.dcaj.org/report/2008/ix1_03.html
 http://www.dcaj.org/report/2008/data/dc_08_03.pdf
    (第4章9.3)
posted by miyayou at 04:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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