pixiv フェスタ第2回
http://festa.pixiv.net/

日曜日の原宿ということもあって、
こじんまりとした3階全フロアとも、満員でした。
店内は、フェスタに応募した方が、フェスタ用に描きおろした
掛け軸サイズの絵が、余裕を持って置いてありました。

気に入った絵には、入場のとき貰うパンフレットに挟まれている
星シールを張って行きます。だいたいどの絵も人気があって、
星シールは飽和状態でした。また、コメントシールも張れます。
これは、WEBのpixivのシステムのリアル版という感じです。

各掛け軸の横には、来場者がその絵や作者に関する感想を
書くためのノートが掛けられていました。どの絵にも、
2〜10ページぐらいの描く込みがありました。

pixiv は高々2年という短期の間に、100万ユーザー、
7億ビュー/月を達成した今WEB上で最も注目される
現象になっています。こうして、
リアルなイベントへ繋がるということも、これが新しいタイプの
現象であることを示しています。

飾られた絵の中には、もちろんキャラ絵や版権絵もあるのですが、
概して、背景まで含めた一枚絵として、極めて精緻に描かれた絵が
多いです。これは既にオタクカルチャーに留まらない、
2Dデジタルアートというジャンルの展覧会になっています。

雲を壮大なパースペクティブで描いた絵や、
油絵のタッチで描かれた都市、
童話の絵のようなタッチの街角の風景や、
抽象絵画のように記号が散りばめられた絵、
そういった多様な絵に、男女問わず、足を止めて、
作者と歓談しながら見つめている光景が見られました。
服装からして(失礼)、僕が知っているオタク層とは違う
空気を感じました。