超期待のアクションRPG「Dragon Age」がプレイアブルで出展(4gamers)
http://www.4gamer.net/games/016/G001607/20090605044/
実は、Dragon Age におけるAIのパス検索システムは既に論文に
なっているので、以下から学ぶことが出来ます。
Memory-Efficient Abstractions for Pathfinding, Nathan Sturtevant, AIIDE-2007, Stanford, CA
http://www.cs.ualberta.ca/~nathanst/papers/mmabstraction.pdf
Memory-Efficient Pathfinding Abstractions, Nathan Sturtevant
として掲載されています。
非常に完成度の高い論文で、また、A* に関する分析は、パス検索そのものに
関する知見を与えてくれます。
いきなり、論文というのもしんどいという型は、既に大学の講義でも
教えられているので、
http://moodle.cs.ualberta.ca/file.php/133/Lecture21.pdf
http://www.cs.ualberta.ca/~nathanst/talks/mmabstraction_talk.pdf
Nathan Sturtevant 博士の研究室は、ゲームにおけるパス検索において、
様々な手法を探りながら、かつ完成度の高い研究を展開されています。
その論文からは多くのものを学ぶことができるでしょう。
http://www.cs.ualberta.ca/~nathanst/
また、この動画などは、A* がなんたるかを教えてくれる非常に面白い動画です。
ヒューリスティック探索(発見的探索)というものの挙動をよく示しています。
http://www.cs.ualberta.ca/~nathanst/wastar.mov
University of Alberta は Computer Science の講義が、日本では、ちょっと
考えられないぐらい充実しています。以下から、講義コースと資料を閲覧することが可能です。
Course categories
http://moodle.cs.ualberta.ca/
CMPUT 652 - Winter 2009 - Single Agent Search
http://moodle.cs.ualberta.ca/course/view.php?id=133
Sturtevantの論文リストに名前があるSchaeffer教授は、東大将棋の開発者の一人だった岸本さんの指導教官です。
http://www.fun.ac.jp/~kishi/index-j.html
お、FIFA Soccerもここの仕事か...。
http://games.cs.ualberta.ca/
たいへん勉強になります。
これからも、アドバイスやコメント情報など、
気軽に書き込んでください。
また、このブログは私的な機能というより、
公的に有用な情報を伝える場でもあるので、
ゲームAIやデジタルゲームで有用な情報がありましたら、
お知らせ願えれば掲載させて頂きますので、
よろしくお願いします。
話をする機会があったのですが、 Dragon Age については、
ゲーム制作者の側がアルゴリズムで問題を抱えており、
パス探索の部分の開発を Sturtevant博士に依頼したそうです。
その見返りとして、成果を論文として発表する許可を与えたとか。
日本でも同様に、アルゴリズムに行き詰まったゲーム会社が研究者に開発を依頼する事例が出てくると面白いのですが。